
今回はメンズにおすすめな美白美容液について書いていきます。
美白美容液についてや男性に相性が良い製品の特長、選び方についても書いているので是非参考にしてください。
美白美容液とは?
メラニンの生成を抑える
美白美容液の主な役割は、肌内部で過剰に作られるメラニンの生成を抑えることです。
このメラニンは紫外線を浴びたり摩擦などの刺激を受けることで増え、それがシミやそばかすの原因になります。
美白有効成分には、こうしたメラニンの生成を防ぐ働きがあり、未来のシミを作らせない予防ケアとして活躍します。
ちなみに代表的な成分としては以下のようなものが挙げられます。
- ビタミンC誘導体 … 美白成分の王道。メラニンの生成を抑えるだけでなく、抗酸化作用もあり、紫外線ダメージから肌を守ります。
- アルブチン … メラニン生成酵素の働きを抑制しシミの発生を防ぎます。刺激が少なく、敏感肌でも使いやすいのも魅力。
- 4MSK(資生堂独自の美白有効成分) … シミの原因に深く関わる角質の肥厚とメラニンの生成、両方に働きかけます。
- ナイアシンアミド … メラニンが肌表面に届くのを防ぐ作用に加え、保湿力や皮脂バランスの調整、エイジングケアにも役立つ多機能成分。
- グリチルリチン酸2K、アラントイン … 抗炎症成分。ニキビや肌荒れを予防し、これ以上色素沈着を増やさないために効果的。
このような成分を含んだ美容液を使い続けることで、未来の肌トラブルを防ぎながら、均一で明るい印象の肌を目指すことができます。
予防ケアは早めのスタートが肝心なので、「まだ悩みは目立っていないけれど、これからが心配」という方にもぴったりです。
肌のくすみをケアしトーンアップする
美白美容液はシミの予防だけでなく、乾燥やターンオーバーの乱れによる肌のくすみにも効果的です。
肌の透明感や明るさを引き出すことで、顔全体がワントーン明るく見えるようになり、清潔感のある印象へと導いてくれます。
ちなみに良く配合されている成分としては、
- トラネキサム酸 … 炎症によるくすみを抑え、透明感のある肌に導いてくれます。特に「赤ぐすみ」や「敏感肌による色ムラ」にも
- プラセンタエキス … 肌のターンオーバーを整え、古い角質によるくすみを防ぎます。
- ナイアシンアミド … メラニンの移動を抑える作用に加えて、保湿・ハリ・皮脂バランスも整える多機能成分。
などが挙げられます。
また、乾燥や疲れによるくすみは、保湿もしっかり行う事で肌トーンが整いやすくなります。
なので化粧水だけでは潤いが足りない場合は、保湿成分が多めなしっとりタイプの美容液を選ぶのも効果的です。
美白=単純に肌を白くする、では無い
「美白」と聞くと、肌の色そのものを白くするイメージを持たれるかもしれませんが、日本の医薬部外品でいう「美白」とは、
「メラニンの生成を抑え、シミやくすみを防ぐこと」
を意味します。
なのでここまで書いてきた様に、美白美容液は単純に肌を白くすると言う訳では無く、
「シミの予防と肌の本来の明るさを取り戻し、トーンを均一に整えるケア」
と言うのがメインです。
より効果を発揮させたいなら化粧水、美容液、乳液の3点セットで使うのがおすすめ
美白美容液は有効成分が凝縮されたアイテムですが、単体で使うより
- 化粧水
- 乳液
など保湿ケアと組み合わせて使うことで、より効果を発揮します。
流れとしては、
- 化粧水で肌を整え水分補給
- 美容液で美白成分を与え
- 乳液でフタをする
この3ステップが効果的な美白ケアに繋がります。
特に男性の場合、乾燥によるくすみを防ぐ意味でも、保湿との併用が大切です。
男性に相性が良い美白美容液の特徴
べたつきにくく、さっぱりとした使い心地
男性の肌は女性に比べて皮脂分泌が活発で、特にTゾーンや鼻まわりのテカリが気になる方も多いと思います。
その為メンズ向けのスキンケアにおいては、
「ベタつかない」「重たくない」
といった使用感が重視されがちです。
これは美白美容液も同様で、さらっとした水っぽい質感や肌になじみやすい処方のものを選ぶと快適に使えます。
そして使用感が快適であれば毎日無理なく続けやすいです。
アルコールフリーなどの低刺激設計の製品
毎日のシェービングや紫外線の影響で、男性の肌は思っている以上にダメージを受けがちです。
特にスキンケアに慣れていない場合はヒリつきや赤みといった刺激を感じやすいこともあります。
そんなダメージが気になる肌の場合に注目したいのが、
- アルコールフリー
- 無香料
- 無着色
といった低刺激設計の美白美容液です。
これらは肌への負担を抑えるように作られていて、敏感肌の方やシェービング後の使用でも安心して使いやすくなっています。
とくに肌がピリピリしやすい方や初めてスキンケアを取り入れる方は、こうした刺激の少ないタイプから始めるのがおすすめです。
肌荒れを防ぐ抗炎症成分が配合されている
上でも書いたように、男性の肌は日々の髭剃りなどでダメージを受けやすく、ニキビや肌荒れが起こりやすい環境にあります。
そしてその状態のまま美白ケアを行うと成分によっては刺激を感じたり、逆にトラブルを悪化させてしまうこともあります。
そこで注目したいのが抗炎症成分を配合した美白美容液です。
例えば、
- グリチルリチン酸2K
- アラントイン
といった成分は肌の炎症を鎮めたり、赤みやかゆみを防ぐ働きがあります。
これらが含まれていれば、肌荒れを防ぎながら美白ケアができるため、敏感に傾きがちな男性の肌にもぴったりです。
ちなみに肌荒れに悩んでいない方でも、こうした成分を取り入れることで見えない炎症の予防や肌の安定にも役立ちます。
皮脂や毛穴のケアも兼ねた美白成分配合の美容液
ここまで何度か書きましたが、男性の肌は皮脂分泌が活発でテカリや毛穴の開きが気になりやすい傾向にあります。
なので皮脂や毛穴の開きに悩んでいるという方には、皮脂や毛穴のケアも兼ねた美白成分が配合されている物がおすすめです。
と言うのも美白美容液の効果は、
- シミ・そばかすの予防
- くすみケア
- 色素沈着の防止
がメインで、美白美容液の全てが皮脂分泌の抑制や毛穴の引き締めの効果を持っているわけではありません。
そして皮脂ケアも出来る美白成分として代表的なのがビタミンC誘導体です。
これはメラニンの生成を抑えてシミやくすみを防ぐだけでなく、皮脂分泌をコントロールし、毛穴の引き締めにも効果的とされています。
さらに抗酸化作用もあるため、紫外線などの外的ストレスから肌を守る働きも期待できます。
「美白はしたいけど、同時にテカリや毛穴もなんとかしたい」
そんな方には、ビタミンC誘導体が配合された美白美容液を選ぶのがおすすめです。
ちなみに特別テカリや毛穴に悩んでいないという場合は、化粧水で皮脂ケアをしていれば美白美容液でそこまで気にする必要はありません。
ただし美容液は化粧水よりも有効成分の濃度が高く、肌悩みへのアプローチ力が強いのが特徴です。
その為、皮脂や毛穴が特に気になる方は、美容液側でもしっかりケアできるものを選ぶと、より効果的な対策が期待できます。
美白美容液の選び方
自分の肌質に合った使いやすいものを選ぶ
美白効果があっても使い続けられなければ意味が無いので成分だけで無く、
「使用感の良さ」
も重要なポイントです。
特に男性の肌は皮脂分泌が多くテカリやすい傾向があるため、水っぽくさっぱりとした軽い使用感を好む方が多いです。
逆に乾燥しやすい肌の方、冬など乾燥が気になりやすい季節の場合は、しっとりと保湿力の高いタイプが良いと思います。
そして敏感肌でなるべく刺激を避けたい場合はアルコールフリーなどの低刺激設計の製品がおすすめです。
自分の肌質に合った使い心地を選ぶことで、快適に美白ケアを続けることができます。
長期的に掛かるコストを考える
美白ケアは数日程度で劇的な変化が出るものではなく、継続してこそ効果が出てくるものです。
その為、長期的に何本も購入する可能性が高いので、長期的に購入し続けても負担にならない価格帯かどうかも大切です。
メンズにおすすめな美白美容液
この項目の製品一覧 | |
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無印良品 薬用ブライトニング美容液 | ・肌に優しい低刺激設計 ・ビタミンC誘導体でメラニンの生成を抑制 ・5種の植物エキスで高保湿 ・水っぽい伸びの良いジェルタイプでさっぱりした使用感 |
花王 キュレル 美白美容液 | ・乾燥しがちな方におすすめな高保湿 ・美白有効成分「カモミラET」によってメラニンの生成を抑制 ・セラミドとユーカリエキスで肌バリアを高めしっかり潤う ・肌に優しい低刺激設計 |
オルビス ホワイトニングエッセンス | ・詰まりメラニンというしつこいメラニンを阻止する設計 ・速攻性ビタミンC誘導体とディープダイレクター肌の奥まで浸透させる ・ルーセントスキン成分で肌に透明感と潤いを与える ・水の様な質感でさっぱりした使用感 ・肌に優しい低刺激設計 |
ONE BY KOSE メラノショット W | ・増え続ける未来のシミまで防ぐ美容液 ・天然由来の美白成分「コウジ酸」によりシミの原因のメラノサイトそのものに働きかける。 ・ダイレクトブライターW処方で美白成分の浸透力が高い ・整肌成分も豊富で透明感と潤いも与える ・少しとろみのある質感ながらもさらっとしていてべたつきにくい |
Kiehl's DS クリアリーブライト エッセンス | ・効果と肌へのやさしさを両立しているアメリカのメーカー ・高価な美白成分「3-O-エチルアスコルビン酸」を高濃度で使用 ・美白成分以外も含まれた万能な効果 ・幅広いオールマイティながら美白効果も強く、尚且つ低刺激で肌に優しい ・良い製品な分、値段がかなり高め |
HAKU メラノフォーカスIV | ・資生堂ブランド「HAKU」の「メラノフォーカス」シリーズの最新作 ・「HAKU」は、20年連続で美白美容液売上No.1 ・4MSK、m-トラネキサム酸の美白成分でメラニンの生成を多角的にブロック ・保湿成分もバランス良く配合され潤いもキープ ・乳液のようになめらかながら肌に馴染みやすくべたつきにくい ・高価格帯の製品 |
無印良品 薬用ブライトニング美容液
シンプル処方で肌にやさしく、手軽に始める美白ケアとしておすすめな一本です。
主成分はビタミンC・2‑グルコシドというビタミンC誘導体で、メラニンの生成を抑えてシミ、そばかすを防ぐ効果が期待できます。
さらに保湿成分として5種の植物エキス、
- ホワイトラベンダーエキス
- カモミラエキス
- トウキンセンカエキス
- チンピエキス
- キウイエキス
が配合されて保湿力があり、肌バリア機能の中心となるセラミド等も配合されており肌に美白効果に加えて潤いも与える設計です。
香料は100%精油使用のハーバルシトラス調の香りで、爽やかでさっぱりしていてメンズとの相性が良いです。
質感についても水っぽい伸びの良いジェルタイプで、ベタつかずさっぱり使えるので、この点も皮脂が多い傾向にある男性に好まれやすいです。
また無香料ではありませんが、
- 合成香料
- 無着色
- 無鉱物油
- アルコールフリー
- パラベンフリー
- フェノキシエタノールフリー
- 弱酸性
など、肌へのやさしさに配慮した処方なので、敏感肌でも安心して使いやすいです。
花王 キュレル 美白美容液
こちらは特に乾燥しがちな方におすすめな肌に優しい設計の美白美容液です。
植物由来の美白有効成分「カモミラET」 を配合されていて、メラニンの生成を抑えてシミ、ソバカスを防ぐ効果が期待できます。
また、肌のバリア機能に効果があるセラミド機能成分とユーカリエキスを含む潤い処方により、角層までしっかりと潤わせ透明感ある肌をサポートしてくれます。
そして肌へのやさしさも重視されており、
- 無香料
- 無着色
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済み
(すべての人にアレルギー反応が起こらないわけではない)
この様に敏感肌の方でも安心して使える設計です。
美容液としてはかなり高い保湿力があるので、美白ケアに加えて美容液でもしっかり潤いを取り入れたい方におすすめ出来ます。
オルビス ホワイトニングエッセンス
「詰まりメラニン」と言う、肌内部にしつこくとどまり続ける状態のメラニンの生成を阻止する事に着目して作られた美容液です。
美白成分として、
- 速攻性ビタミンC誘導体(3‑O‑エチルアスコルビン酸)
- 植物保湿・整肌複合成分「ディープダイレクター」
(ヒメフウロエキス+スターフルーツ葉エキス)
が配合されていて、「ディープダイレクター」と名前の通り肌の奥までビタミンC誘導体を浸透させシミの元を狙い撃つ、という考えで作られています。
これによって未採用処方と比較して、約1.55倍の浸透量が実現されているようです。
またルーセントスキン成分(真珠由来の加水分解コンキオリン液)によって角層の状態を良くし、透明感と潤いを補ってくれます。
質感は水のようにみずみずしくスッと馴染み、ベタつかずサラッとしているので、男性の肌にも馴染みやすい軽やかな使用感です
そして無油分、無香料、無着色、界面活性剤不使用、弱酸性、パラベンフリーと、肌に優しい作りな為、敏感肌の方でも安心して使いやすいです。
集中的な美白アプローチな作りになっているのに加えて価格がそこまで高額では無いので、コストを抑えつつ本格的に美白したい方におすすめ出来ます。
ONE BY KOSE メラノショット W
上で紹介してきたものと比べて値段が高めですが、本気でシミ対策をしたい方には特におすすめな美容液です。
「増え続ける未来のシミまで防ぐ美容液」
として販売されており、美白成分として天然由来の美白成分「コウジ酸」が配合されています。
これはシミの原因となるメラノサイトそのものに直接働きかけ、メラニンの生成を抑えてくれる力強い成分です。
加えて「ダイレクトブライターW処方」により、肌をほぐしながら美白成分を浸透させることで、頑固なシミの根本原因に集中アプローチしてくれます。
また、配合されている整肌成分も非常に豊富で、
- ヒアルロン酸
- ビタミンE誘導体
- カリンエキス
- レスベラトロール
など、肌の透明感とキメを整える保湿ケアも同時に叶えてくれます。
質感はとろみがありながらもベタつきにくく、肌になじませるとすっと浸透します。
なのでしっとり感がありながらも表面はさらっとしているので、乾燥が気になる人からオイリー肌の人まで幅広く使いやすいです。
香りはほんのりとしたグリーンフローラル系の爽やかな香りなので、強い香りが苦手な男性でも取り入れやすいです。
また価格が高めとは言っても、ここから下で紹介している高価格帯と比べれば安いので、
「特にシミ予防が強い製品を探してる。」
「少しコスト掛けて本格的なケアを始めたい。」
と言う人におすすめです。
キールズ DS クリアリーブライト エッセンス
「Kiehl's(キールズ)」はアメリカのメーカーで、医学と自然科学がルーツの元々は薬局として創業したメーカーです。
その為、海外ブランドと言えば、
「効果が強めな代わりに刺激も強め」
と言う作りの製品も多いですが、「Kiehl's(キールズ)」は効果と肌へのやさしさを両立しているのが大きな魅力です。
そしてこちらは上で紹介してきた製品と比べてとても高額ですが、
- 高価な美白成分「3-O-エチルアスコルビン酸」を高濃度で使用
- 美白成分以外も含まれた万能な効果
など、贅沢な作りになっており、高い美白効果に加えて角質ケア、保湿、整肌効果にも優れています。
まず美白成分である「3-O-エチルアスコルビン酸」は即効性と安定性のバランスが高く、刺激が少ない成分となっています。
そしてこれを高濃度で配合しているので高い美白効果が期待できます。
その他にも、
- サリチル酸…角質ケア
- プロキシレン、チンピエキス、ボタンエキス…透明感、保湿成分
といったものも含まれているので、
「1本で何役もこなす美容液」
となっています。
質感は程良くとろみのある感じでしっとりしつつもベタつかず、さらっとしているので、男性の肌でも使いやすいです。
香りは柑橘系で爽やかなものなので男性も使いやすい香りです。
コストは気にせず、高い美白効果を持ちながら何役もこなせる美容液を探してる人におすすめです。
HAKU メラノフォーカスIV
資生堂ブランド「HAKU」の美白美容液の代表作「メラノフォーカス」シリーズの最新作で10代目に当たります。
ちなみに「HAKU」は、20年連続で美白美容液売上No.1という圧倒的な実績を誇るブランド。その信頼感の高さも魅力のひとつです。
配合されている美白有効成分は、
- 4MSK(資生堂独自の美白成分)
- m-トラネキサム酸
の2種類で、メラニンの生成を多角的にブロックし、肌の奥深くからシミやそばかすを抑える処方になっています。
これに加えて、炎症を防ぐグリチルリチン酸ジカリウムも配合されており、肌荒れケアにも対応し、美白と肌トラブル対策を両立した設計です。
また、ヒアルロン酸誘導体や植物エキスなどの保湿成分もバランス良く配合されており、美白しながらうるおいもキープしてくれます。
質感は乳液のようになめらかでコクがありながら、塗ったあとは肌にスッとなじんでベタつきにくいです。
香りは控えめでほぼ無香料に近いので、香りに敏感な方でも使いやすいのもポイントです。
高い美白効果と高い保湿力を重視したい人におすすめです。