
「毎日ちゃんと洗っているのにブツブツが出る」
「脂性肌気味でテカりやすい」
「髭剃りのあと赤みが続く」
男性の場合、皮脂と髭剃りがニキビの原因になりやすく、ただの脱脂や刺激強めのケアでは悪化する可能性があります。
そこでこの記事ではニキビの原因から美容液の選び方、肌の状態別におすすめな製品を紹介していくので是非参考にして下さい。
Contents
男性の肌にニキビが出来やすい理由
皮脂分泌が多く毛穴が詰まりやすい
男性はテストステロンの影響で皮脂腺が活発になりやすく、皮脂を過剰分泌しやすいです。
これによって毛穴が塞がれ、白、黒ニキビ(色素沈着)が生まれやすくなり更にそこへ、
- 皮脂を好む常在菌の増殖
- 酸化した皮脂による刺激
などが加わり、赤ニキビへ発展しがちです。
これらはTゾーンのように皮脂腺密度が高い部位ほど起きやすく、結果として男性は、
「毛穴詰まり→ニキビ発生」
が生じやすい肌環境になっています。
髭剃りによる目に見えない傷と摩擦で炎症が長引きがち
髭剃りは角層表面を薄く削る行為で、毛穴まわりの皮膚に肉眼では見えない傷を生じさせます。
これにより一時的に皮膚バリアが低下し、
- 肌の水分が蒸発しやすくなる
- 外部からの刺激などの影響を受けやすくなる
など皮膚が弱った状態になります。
更にここへ皮脂、汗、常在菌などが侵入しやすくなるので、軽い刺激でも炎症反応が続きやすくなります。
その他にもアルコールや香料などの刺激も受けやすい状態なので、低刺激設計では無い化粧水や美容液、乳液などを使うと逆効果になる可能性もあります。
この様に髭剃りは肌を弱らせてしまうので、ニキビの治りを遅らせる条件を日常的に作りやすいです。
思春期ニキビと大人ニキビで大まかな原因が異なる
思春期ニキビは、思春期に起こるホルモン変化の影響で皮脂腺が急速に活性化し、
- 皮脂の過剰分泌
- 古い角質が皮脂とくっついて毛穴を塞いでしまう
これらが同時に進むことで生じやすいタイプです。
対して大人ニキビは基礎的な皮脂量は思春期ほどではありませんが、角層バリアの揺らぎと慢性的な炎症が中心にあります。
代表的な要因は、
- 髭剃り
- マスクなどの摩擦
- 乾燥や季節変動
- ストレスや睡眠不足、食生活によるホルモン、神経系の乱れ
等が挙げられます。
なので簡単にまとめると、
- 思春期は皮脂過多と毛穴詰まりが主な原因
- 大人はバリア低下と炎症がメイン
という違いになっています。
ニキビケア美容液の選び方
ニキビケアに効果的な有効成分をチェック
上で書いて来た様にニキビの主な原因は、
- 皮脂の過剰分泌
- 肌の炎症
- 毛穴詰まり
- 色素沈着
などなので、これらをケアしてくれる成分が含まれているかを確認するのが良いです。
この項目ではそれぞれの成分について解説していきます。
抗炎症成分
ニキビの赤さ、ヒリつきなどは炎症反応がメインです。
そして男性の場合は髭剃りなどでこの炎症が長引きやすい為、これを抑える事で全体の悪化が防ぎやすくなります。
なので抗炎症は毛穴詰まりを直接解決する訳でありませんが、悪化抑制や跡を重くしない土台づくりとして効果的です。
- トラネキサム酸
- グリチルリチン酸ジカリウム(2K)
- アラントイン
- パンテノール
- ε-アミノカプロン酸
毛穴詰まり予防の成分
毛穴詰まりは出口で角質が剥がれ落ちずに溜まり、皮脂と混ざって固まることで始まります。
なので予防の要は、角層のはがれ方(ターンオーバー)をなめらかに整える成分を選ぶことになります。
ちなみに大きく分けると、
- 脂溶性で毛穴内部に届きやすいタイプ
- 水溶性で表面をなめらかにするタイプ
に分かれます。
- サリチル酸(BHA)/LHA
脂溶性で皮脂となじみ、毛穴の中の詰まりに届きやすい代表格
- AHA(乳酸・グリコール酸・マンデル酸 など)
水溶性で表面の角質をやさしくゆるめ、キメと明るさを整える。
乳酸、マンデル酸は比較的マイルド、グリコール酸は作用が強め。 - PHA(グルコノラクトン、ラクトビオン酸)
大きくゆっくり作用し、低刺激で保湿性もある角質ケア。
乾燥肌・敏感寄りや大人ニキビと相性が良い。 - レチノール
角化リズムを整え、詰まりにくい環境づくりを助ける。
刺激が強めなので最初は低濃度の製品から始める、髭剃り後は使わない、塗る部位に気を遣うなど工夫が必要。
色素沈着対策の成分
黒ニキビやニキビが治った後に残る茶色い跡は、炎症で刺激を受けたメラノサイトがメラニンを作りすぎて長く留まることで起きます。
また摩擦や紫外線が重なると長期化しやすくなります。
なので、
- メラニン生成・移送を抑える
- 滞留したメラニンの見え方を整える
などの成分が効果的です。
- ビタミンC誘導体
- ナイアシンアミド
- トラネキサム酸
- アルブチン
- 4MSK
- PHA
皮脂コントロール成分
皮脂は本来なら肌を守ってくれる物ですが、分泌量が過剰になるとテカり、毛穴トラブル、酸化による刺激などが増えてニキビの土台になります。
だからと言って脱脂しすぎると、肌バリア機能が低下してニキビもテカりも逆に悪化しやすくなります。
なので脱脂を重視すると言うよりは、
「皮脂の作られ方を穏やかに調整して酸化しにくい質に整える」
と言うのが大事になります。
- ナイアシンアミド
- ビタミンC誘導体
- 亜鉛PCA
- アゼロイルグリシンK
- L-カルニチン
低刺激設計を選ぶ
ニキビは肌バリア機能が低下した状態で悪化しやすいため、刺激を増やさない処方を選ぶことが基本です。
なのでパワーのある有効成分よりも低刺激を重視して選ぶのがおすすめです。
低刺激設計の例としては、
- アルコールフリー
- 無香料、無着色
- 弱酸性
- ノンコメドジェニックテスト済み
- アレルギーテスト済み
このような表記がされています。
自分の肌の状態を確認してから選ぶ
まずは、
「今の肌がどのタイプ寄りか?」
と言うのを把握してから選ぶと失敗が減ります。
その為この項目では、
- 脂性肌
- 乾燥肌
- インナードライ肌、混合肌
それぞれの肌質に合う化粧水の特徴を紹介していきます。
また敏感肌については書いていませんが、ニキビ肌の時点で肌が敏感な状態なので、この記事では敏感肌は前提で書いています。
脂性肌
皮脂量が多い脂性肌は毛穴が塞がりやすく、白、黒ニキビから赤ニキビへ進みやすい土台があります。
なので選ぶべきは詰まりの予防と皮脂の作られ方の調整を同時に狙えるものがおすすめです。
例として成分を挙げると、
- BHA/LHA…毛穴内部まで届きやすく、角層のはがれ方を整えられる
- ナイアシンアミドや亜鉛PCA…テカりと皮脂バランスを穏やかにコントロールする
- ビタミンC誘導体…トーンのムラや皮脂酸化を抑える
等があります。
そして質感は水やジェルなどさっぱり系の方が、べたつきにくく快適に使いやすいです。
乾燥肌
乾燥肌のニキビは皮脂による問題よりバリア低下と炎症がメインな事が多いです。
表面の見えない細かい傷によって角質がはがれにくくなって詰まりやすくなり、そこに髭剃りやマスクなどの刺激や乾燥が加わると、炎症が長引いてしまいます。
なので鎮静とバリア修復、保湿がメインの物を選ぶのがおすすめです。
具体的には以下の様な成分が挙げられます。
- セラミド
肌バリア修復と乾燥由来の炎症を抑える - グリセリン
強力な保湿と低刺激 - スクワラン
皮脂類似のエモリエントでしっとり感を付与 - トラネキサム酸
乾燥で過敏な肌の炎症を鎮静。髭剃り後にも相性が良い - グリチルリチン酸2K
乾燥由来のかゆみ・ヒリつきを穏やかに抑える
質感はしっとり系の保湿力の高い物がおすすめです。
インナードライ肌
インナードライ肌は表面は皮脂が多く脂性肌に見えるのに内部は乾燥している状態です。
脱脂や皮脂抑制だけに偏ると乾燥している事によって更に皮脂の分泌量を増やそうと働いてしまった逆効果になる可能性があるので、
「水分補給→バリア補修→穏やかな皮脂調整」
と言う形でケアするのが良いです。
具体的な成分については、
- ヒアルロン酸
- グリセリン
- セラミド
- スクワラン
- ナイアシンアミド
などです。
そして質感は水っぽい軽い使用感かつ、保湿力のあるものがおすすめです。
それであれば表面をべたつかせずにしっかり保湿が出来ます。
混合肌
「Tゾーンは皮脂過多、Uゾーンは乾燥」
と言った様に部位毎に状態が違う肌の事です。
なので相性の良い物はインナードライ肌と似通っていますが、使い方を変える必要があり、
「まずは全面に付けてから乾燥が気になる部分だけ二度付けする」
と言った様に、部位毎に付ける量を変えるのが効果的です。
脂性肌におすすめなニキビケア美容液
The Ordinary ナイアシンアミド 10%+亜鉛1%
The Ordinaryはカナダのブランドで、高い効果を持ちながら値段がとても安い製品が多いです。
そしてこちらも低価格ながらも、
- ナイアシンアミドは通常2~5%が多い中でこちらは10%配合
- 亜鉛は0.1%~0.5%が多い中でこちらは1%配合
とそれぞれかなり多く配合されています。
そしてナイアシンアミドは、
- 皮脂コントロール
- 抗炎症
- 肌バリア機能の強化と保湿
- 色素沈着(ニキビ跡)ケア
- ハリ・小じわ対策
などの効力を持ち、ニキビケアと脂性肌対策に高い効果を発揮してくれます。
また亜鉛についてもナイアシンアミドと似たような効果を持っていて、
- 皮脂コントロール
- 抗炎症
- 抗菌サポート
- 肌表面の引き締め
- 肌の修復
等の効果を持っています。
なのでニキビケアと脂性肌に効く二つの成分が多く配合されているので、とてもおすすめな美容液となっています。
それでいて値段も安いのでコスパ抜群な美容液です。
質感はとろみのあるジェルですが、塗った後はサラサラでべたつきにくいので、皮脂が多い男性の方でも使いやすくなっています。
ただし注意点として、
- アルコールフリー
- オイルフリー
- シリコンフリー
- グルテンフリー
と言う様に低刺激設計になっていますが、ナイアシンアミドと亜鉛の濃度が高い分、乾燥感やピリつきなどの刺激のリスクも上がっています。
なので人によっては刺激を感じる可能性があるので、初めて使う場合は少量でテストするのが安全です。
オルビス クリアフルアクネスポッツ
日本メーカー「オルビス」のニキビケアで有名な「クリアフルシリーズ」の美容液です。
スポッツタイプの美容液で、ニキビの部分にだけ付けて使うものになっています。
なので顔全体に使うのでは無くて、
- 出来始めのニキビ
- 繰り返すニキビ
などピンポイントに付けて集中的にケア出来ます。
有効成分はイオウとグリチルリチン酸2Kの二つで、ニキビや肌荒れ予防の効果があります。
またアンズ果汁が角層を柔らかくし、毛穴詰まりをケアしつつ薬用成分を素早く浸透させてくれます。
そして無油分処方となっているので脂性肌とも相性が良いです。
ちなみに、
- 無香料
- 無着色
- 界面活性剤不使用
- アレルギーテスト済み
(全ての方にアレルギーが起こらないということでは無い。) - ノンコメドジェニックテスト済み
(すべての人にコメド(ニキビのもと)ができないというわけでは無い。)
と言う様に低刺激設計ではありますがアルコールが入っています。
なので敏感肌の方や髭剃り直後などに使うとヒリつきやすいので気を付けて下さい。
また局所的に使うタイプで保湿力も低めなので、化粧水や乳液などでしっかり保湿を取り入れる様にするのがおすすめです。
ちなみにオルビスのクリアフルシリーズの美容液と言う扱いなので、特別好みな化粧水と乳液が無い場合はクリアフルシリーズで揃えるのが無難です。
ANUA アゼライン酸15インテンスカーミングセラム
ANUAは韓国のブランドで、
「やさしく、でも効果的。」
をコンセプトにしていて、
- ドクダミ系(鎮静系)
- 悩み特化のダーマ系(皮膚科学に基づいた化粧品)
を展開し、軽くベタつきにくい処方が多いのが特徴的です。
韓国ブランドと言えば、成分の濃度が濃く効果が高めな事が多いですが、こちらについてもアゼライン酸が15%と高めになっています。
ちなみにアゼライン酸は5%がマイルド、10%辺りが標準クラスなので15%は濃度がかなり高めです。
そしてこのアゼライン酸は、
- 抗炎症
- 抗菌
- コメドケア(ニキビの元)
- 色素沈着ケア(ニキビ跡)
- 皮脂バランス調整
- 赤みのケア
など脂性肌とニキビ肌にぴったりな効果を発揮してくれます。
また質感もさっぱりと軽い感じでべたつかないので使用感も快適です。
ただし成分の濃度が濃く効果が強い分、刺激が強いと感じている人のレビューも見かけるので、敏感肌の方は気を付けて下さい。
それでもアゼライン酸自体は刺激がマイルドな成分ではあるので、問題無く使える方も多いと思います。
La Roche-Posay エファクラ ピールケア セラム
La Roche-Posayはフランスのメーカーで、
「世界中の皮膚科医と連携し、敏感肌に向けた処方設計」
と言うのが軸となっています。
なので世界9万人以上の皮膚科医に推奨されるグローバルブランドでもあり、敏感肌向けの低刺激な作りの製品が揃っています。
そしてこちらは、
- BHA(サリチル酸)
- AHA(乳酸)
- フィチン酸
この3種の酸を独自バランスで配合した角質ケア処方「トリアシッドコンプレックス」を採用しており、特に角質ケア、毛穴ケアに優れています。
表面の角質を柔らかくして毛穴と肌の乱れをケアし、肌表面を整えてくれます。
またナイアシンアミド、ターマルウォーターも配合され、肌バリア機能を整えつつ潤いも与えてくれます。
そして最初に書いた様に低刺激にこだわっているブランドなので、
- オイルフリー
- 無香料
- パラベンフリー
- ニキビのもとになりにくい処方
(すべての人にニキビがおきないわけではない) - アレルギーテスト済
(すべての人にアレルギーがおきないわけではない) - 皮膚科医の協力の元テスト済み
(すべての人に肌トラブルがおきないわけではない)
となっています。
またフランスの製品ながらアジア人の肌でもテスト済みとなっている点も安心です。
ただしアルコールは含まれているので、人によっては刺激を感じるかもしれません。
乾燥肌におすすめなニキビケア美容液
キュレル 潤浸保湿 美容液
乾燥でゆらぎやすい肌のバリアを立て直しつつ、ニキビ発生の元になる炎症や肌荒れを予防したい人向けの保湿美容液です。
キュレル独自のセラミド機能成分である、(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)とユーカリエキスが角層深部までうるおいを届けます。
更に有効成分アラントインが肌荒れを防ぐので、肌バリア機能のサポート、保湿、抗炎症に強い美容液です。
質感はジェルタイプでべたつきにくいながらも保湿力があるので、乾燥肌の男性でも使いやすくなっています。
またキュレルが敏感肌向けのブランドであるので、
- 弱酸性
- 無香料
- 無着色
- アルコールフリー
- アレルギーテスト済み
- 乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み
- ノンコメドジェニックテスト済み
(すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらない、コメドができないというわけではない。)
と低刺激設計で安心して使いやすいです。
この様になっているので、
- 皮脂ケアはそこまで必要無い
- 乾燥肌の方
- バリア機能が弱っている方
- ニキビに出来にくい肌にしたい方
と言う方におすすめです。
FANCL アクネケア エッセンス
ストレスや乾燥などで肌バリア機能が低下し、ニキビが出来る人に向けた美容液です。
ちなみにスポッツタイプの美容液なのでニキビの部分や出来やすい部分にだけ付けるタイプになっています。
- トラネキサム酸
- グリチルリチン酸2K
のW薬用成分が肌荒れと炎症を抑え、厚みのあるジェルが気になる部位にぴたっと留まって集中的にケアします。
これによって、
- ゆさぶり因子(肌のゆらぎに関わる)の働きを抑える
- 肌バリアを整える
- ダメージケア
のなどの効果があり、集中的なニキビ対策が出来ます。
その他にも、
- 防腐剤
- 合成香料
- 合成色素
- 石油系界面活性剤
- 紫外線吸収剤
- ノンコメドジェニックテスト済み
- 皮膚科専門医監修による使用テスト済み
(すべての方にアレルギーや皮膚刺激、コメド形成が起きないというわけではない)
と低刺激設計なのも良い点です。
ただしアルコールが入っているので、髭剃り直後などの肌にはしみる可能性があるので気を付けて下さい。
乾燥肌、敏感肌でニキビを集中的にケアしたい方にお勧めできます。
d プログラム 薬用 アクネケア美容液
乾燥しやすい敏感肌かつ大人ニキビに向けた美容液で、こちらもスポッツタイプで部分使いの物となっています。
W薬用有効成分である、
- トラネキサム酸
- グリチルリチン酸ジカリウム
で肌荒れと炎症を予防し、潤いをたっぷり与えてくれる美容成分コハク酸GL(コハク酸+グリセリン)が配合されています。
これによって角層にうるおいをしっかり補給してくれます。
またdプログラムは資生堂の敏感肌向けブランドなので、
- アルコール(エチルアルコール)フリー
- 無着色
- 無香料
- パラベン(防腐剤)フリー
- 厳選成分のみを配合
- 感覚刺激性テスト済み
- ニキビのもとになりにくい処方
- 敏感肌パッチテスト済み
- アレルギーテスト済み
- 厳しい衛生基準で製造
と言う様に徹底した低刺激設計になっています。
なので酷い敏感肌でアルコールを避けたいと言う方でも安心して使えます。
混合肌、インナードライ肌におすすめなニキビケア美容液
The Ordinary ナイアシンアミド 10%+亜鉛1%
「脂性肌におすすめなニキビケア美容液」の項目でも紹介しましたが、混合肌、インナードライ肌の方にもおすすめ出来ます。
ナイアシンアミドと亜鉛が通常よりも大幅に高い濃度で配合されているので、
- 皮脂コントロール
- 抗炎症
- 肌バリア機能の強化と保湿
- 色素沈着(ニキビ跡)ケア
- ハリ・小じわ対策
- 抗菌サポート
- 肌表面の引き締め
- 肌の修復
などに高い効果を持っており、混合肌、インナードライ肌にも相性が良いです。
加えて質感も軽いのでべたつきやすいインナードライ肌、部分的にべたつきやすい混合肌の方でも快適に使いやすいです。
ただし濃度が高く効きが出やすい分、刺激も感じやすいので、心配な場合はまず少量でテストするのが良いです。
ANUA アゼライン酸15インテンスカーミングセラム
こちらも「脂性肌におすすめなニキビケア美容液」の項目で紹介しましたが、混合肌、インナードライ肌の方にも相性が良いです。
アゼライン酸が通常よりもかなり高い濃度で配合されているので
- 抗炎症
- 抗菌
- コメドケア(ニキビの元)
- 色素沈着ケア(ニキビ跡)
- 皮脂バランス調整
- 赤みのケア
などで高い効果を発揮してくれます。
また質感も軽めでさっぱりとべたつかないので、混合肌、インナードライ肌と相性が良いです。
ただしアゼライン酸自体は刺激がマイルドな成分ではあるとは言え濃度が高いので、人によっては刺激を感じるかもしれません。
ETVOS 薬用 アクネVCクリームジェルⅠ
ニキビケアに加えて美白ケアまでカバーするジェル状の美容液です。
ちなみに美白ケアとはメラニン生成を抑え、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ効果の事です。
W有効成分配合で、
- 油溶性ビタミンC誘導体VC-IP(テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX)
メラニン生成抑制、抗酸化で皮脂や角層の酸化ダメージを抑える、コラーゲン産生を助け、キメを整える - グリチルリチン酸2K
抗炎症、鎮静、バリアサポート、色素沈着の予防
これらによってキメと色ムラを整え、炎症を抑えてニキビ予防もしてくれます。
更にヒト型セラミドを3種配合し、肌バリア機能を支え潤いをキープしやすい肌に整えます。
なので皮脂によるベタツキと乾燥が混在している混合肌、インナードライ肌と相性が良いです。
また低刺激設計も徹底されていて、
- アルコール
- 防腐剤
- 香料
- 着色料
- シリコン
- 鉱物油
- 石油系界面活性剤
これらが全て不使用の作りになっています。
質感についてもさっぱりしていて軽い使用感なので、べたつきやすい方でも使いやすいです。
La Roche-Posay トレリアン ウルトラ セラム
上で紹介している「La Roche-Posay エファクラ ピールケア セラム」でも書きましたが「La Roche-Posay」は敏感肌向けのブランドで、
「世界9万人以上の皮膚科医に推奨されるグローバルブランド」
と言う実績を持っています。
なのでこの製品についても、
- アルコールフリー
- 無香料
- 皮膚科医の協力のもとテスト済
- アレルギーテスト済み
(全ての人に肌トラブル、アレルギーがおきないわけでは無い)
と低刺激設計になっています。
そしてこちらはブランド独自の「モイストバリアコンプレックス」と呼ばれる、
- アセチルジペプチド-1セチル…敏感肌の赤み・ヒリつき・ほてりを素早く落ち着かせる鎮静成分。
- ターマルウォーター…鎮静、抗炎症、抗酸化、バリアサポート、水分中心の成分
この二つを組み合わせた独自成分をメインに、水分保持力が高いベタインによって肌バリア機能をサポートし、保湿をキープしやすい肌に整えてくれます。
なので内側に水分を保持しやすくしてくれるのでインナードライ肌と相性が良いです。
ただしこちらはニキビに直接作用すると言うよりは
「ニキビの出来にくい肌にする」
と言う効果が強いので、既にニキビが酷い方の場合は上で紹介している製品の方が相性が良いです。
その為、低刺激でニキビ予防に優れた美容液を探している方におすすめできます。