
今回は
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
この三つの違いと使う順番について書いていきます。
これからこれらの導入を考えている方や違いが分からないと言う方は是非参考にして下さい。
化粧水、美容液、乳液それぞれの違い
| 内容 | |
|---|---|
| 化粧水(水分補給) | ・乾燥した肌に水分を与える役割 ・肌を柔らかくして次に使っていく美容液や乳液の浸透をサポートする |
| 美容液(栄養剤) | ・美容成分が入っていて肌悩み(美白、ニキビ、シワ、毛穴、ハリなど)を集中ケアする役割 ・肌悩みが無い場合でも予防や肌状態のキープ目的でも使える |
| 乳液(ふた) | ・水分、油分が含まれていて化粧水や美容液の水分を閉じ込める役割 |
簡単に三つの違いをまとめると上記の表の様になります。
なので流れとしては、
- 化粧水で水分を与える
- 美容液で肌に栄養を与える
- 乳液で化粧水と美容液の成分を閉じ込めて肌への浸透をサポートする
と言う様になっています。
ここからはそれぞれについて詳しく書いていきます。
化粧水
化粧水は肌に水分を与え肌を柔らかく整え、美容液や乳液の浸透を助ける導入的な役割があります。
なので付けるタイミングとしては、
- 日中、乾燥を感じたとき
- 入浴後や洗顔後
- 髭剃りの後
などが挙げられ、特に洗顔は汚れだけでなく、
- 皮脂
- 天然保湿因子
- セラミドなどの肌のバリア成分
等も落としてしまうので洗顔後は特に肌が乾燥しやすい状態になっています。
その為、洗顔後は肌の水分が蒸発する前になるべく早く化粧水で水分補給するのが効果的です。
ちなみに化粧水には様々な種類が存在していて、
| 特徴 | |
|---|---|
| 保湿化粧水 | ・水分と保湿成分で肌をうるおす ・洗顔後や乾燥が気になった時に使う最も一般的な化粧水 ・柔軟化粧水とも呼ばれる |
| 拭き取り化粧水 | ・アルコールが多く含まれていて、肌に付いた汚れや古い角質、メイク等を拭き取る化粧水 ・保湿効果は弱く掃除向けな化粧水 ・使いすぎると乾燥の原因になるので、敏感肌や乾燥肌の方は注意が必要 |
| 収れん化粧水 | ・毛穴を引き締めて過剰な皮脂を掃除できる化粧水 ・保湿効果は弱く掃除向けな化粧水 |
| 美白化粧水 | ・メラニン生成を抑え、シミ、くすみ、そばかすを防ぐ ・保湿成分も多く含まれている |
| ニキビケア化粧水 | ・ニキビを直す、抑える事に特化された化粧水 ・ニキビ菌の殺菌、抗炎症作用のある成分が含まれていて肌への刺激が強め |
| 整肌化粧水 | 肌のコンディションを整え、トラブルを予防 |
| エイジングケア化粧水 | ハリ・弾力を与え、加齢によるシワ、たるみなどを予防 |
このような物があります。
美容液
美容液には栄養成分が入っており、肌トラブルの集中ケアをする事が出来ます。
ちなみに良く入っている成分をまとめると以下の表の通りです。
| 効果 | |
|---|---|
| ビタミンC誘導体 | 美白、毛穴引き締め、皮脂抑制、コラーゲン生成促進など |
| ヒアルロン酸 | 高い保湿力を持ち、水分を保持する働き |
| セラミド | 肌のバリア機能を強化し、乾燥や刺激から守る |
| レチノール (ビタミンA誘導体) | シワ・たるみ改善、ターンオーバー促進 |
| ナイアシンアミド | シワ改善、美白効果、皮膚バリアの強化 |
| ペプチド類 | コラーゲンやエラスチンの生成を促し、ハリ・弾力を与える |
| プラセンタエキス | 美白、抗炎症、ターンオーバーの正常化 |
| アゼライン酸 | 毛穴詰まりやニキビの原因菌に対しての抗菌作用 |
| EGF | 肌細胞の再生を促進し、若々しい肌にする |
| 植物エキス (アロエ、カモミールなど) | 抗炎症、鎮静、保湿など |
この様に様々な成分があり、製品毎で何のトラブルケアを目的にしているかが違うので、自分の用途に合ったものを選ぶのがおすすめです。
また現在特に肌トラブルを抱えていない方でも予防、肌キープの維持目的で使うのも効果的です。
特に男性の場合は、
- 髭剃りなどで日々肌がストレスを受けている
- 女性よりも皮脂が多い傾向があり毛穴が詰まりやすい
- 女性よりもUVケアを気にする人が少なく、紫外線ダメージが蓄積しやすい
など肌トラブルの元が多いので、予防目的や肌状態のキープで美容液を使うのは効果的と言えます。
ちなみに美容液は化粧水、乳液と比べて値段が高めで、同じブランドやシリーズ同士で比べると化粧水の2、3倍くらいの価格になっている事が多いです。
乳液
乳液は一言で言ってしまえば
「肌にフタをしてうるおいを閉じ込めるもの」
となっています。
と言うのも、化粧水で補給した水分や美容液の栄養成分は時間が経つと蒸発してしまい、そのままにしてしまうと付けた意味が薄くなってしまいます。
そこで乳液を最後に付ける事で、油分を含んだ乳液が蓋の役割となり、化粧水と美容液の成分をしっかり肌に浸透させやすい状態を作り出せます。
その為、保湿効果が高い物となっているので、特に肌が乾燥しやすい人に効果的な物となっています。
ちなみに乳液にも様々な種類が存在していて、
- 保湿タイプ
- さっぱりタイプ
- エイジングケアタイプ
- 低刺激タイプ(敏感肌向け)
- ニキビケア
- そばかす、シミのケア
- 肌色の補正
など色々あります。
使う順番について
化粧水 → 美容液 → 乳液の順番で使う
使う順番については見出しの通りで、
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
と言う順番になります。
理由について解説すると、
- まずは化粧水で肌に水分を与えて、これから使う美容液や乳液の浸透をサポート
- 美容液で肌に栄養成分を与える
- 最後に今まで付けてきた化粧水と美容液の成分を乳液で蓋をして閉じ込め、浸透をサポートする
と言う様になります。
そうする事で化粧水、美容液、乳液の三つを効果的に使えるので、是非この順番は守る様にしてください。











